笹かま焼きたて

日々のことをテキトーに書く日記

絵を描くのに必要な能力とは

絵が描ける人、絵がうまい人は絵が描けない人に比べて何が違うのか。手先の器用さとか、色彩感覚とか、まぁいろいろあるとは思うんだけど、個人的にいちばんの違いは頭の作りだと思ってる。どれだけ世界をじっくり観察し、そのディティールを頭の中にストックできるか、以外と分かれ目はここなんじゃないかと。

ぼくは絵がド下手くそなんだけど、模写ならけっこういける口なんですよね。見ながらそれとそっくり同じものと描くならけっこう見れるものになる。微妙なバランスとかはズレるけどね。

目で見てるものなら描けるんだから、目をつぶった時に頭の中にそれがそっくり詳細まで思い浮かべることができればきっとそれも描けるよね。でも、ぼくの目や頭は見ている世界の詳細を全然記憶できない。例えば、猫がどんな姿で走るのか、目ではもう数えきれないくらい見ているのに、頭の中にはボヤッとしか思い浮かべることができない。

昔は、このボヤっとなっちゃうのは、描く量が足りないせい、つまりその姿の猫を描いたことないからだ、一回描けばかけるようになる。その積み重ねで画力が向上していくんだと思ってた。もちろん、これもあるとは思う。

けど、もっと大事なのはやっぱりこれから描こうとしているものの完成系を如何に具体的に頭の中に描けるかだと思う。頭の中にすらないものを具現化することはやっぱりできへんて('A`)

この能力どうやったら鍛えることができるのかなー。思い当たるのは観察くらいか。岸部露伴みたいに蜘蛛もぶぢゅるぶぢゅる潰して味を確かめて、みたいな変態的な観察が必要なのかもしれないな。案外ほんとに。

誰か知ってたら教えてぽ。